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想定外が標準装備な大人たち

今年初めてのブログ更新となる。そして今年、いきなり衝撃的な出来事が起こった。

先日、ある頼み事をした。

普通の社会人であれば、内容がピンポイントでない限り、多少の幅を持たせて対応するものだと思っている。今週が無理なら来週、今月がダメなら来月。あるいは「この日は無理だけど、この日ならいけます」といった具合に、最低限の代替案を用意するのが“大人”というものだ。

ところがである。

その常識を、見事なまでに粉砕してくれた人物がいた。しかも、僕よりもはるかに年上で、人生経験も社会経験も豊富な、尊敬すべき大先輩である。

昨年末から何度も何度も「頼み事」の進捗を確認してきた。返答は一貫して、「相手から連絡が来るのを待っている」。

なるほど、待つ。待つという行為もまた一つの美徳だ。忍耐、信頼、そして放置。深い。

そんな中、仲良くしている知人から突然連絡が入った。

「その頼み事、もう特に問題なく済んだよ。」

……え?

詳しく聞くと、確認は“ピンポイントの日程のみ”。結果、こちらが想定していた調整の余地など一切なく、直近の都合の良い日が見事に押さえられていた。

いやはや、仕事が早い。早すぎて、こちらの想像力が追いつかない。

思い返せば前科は山ほどある。

合宿でバーベキューをやるのに、鉄板も網も忘れてきた。

大会開催1週間前に、会場の予約がされていなかった。

そして今回もこの安定感である。

ここまで来ると、もはや怒りも呆れも通り越して、ひとつの芸術だ。

無駄を削ぎ落とし、確認は最小限。想定外は標準装備。

これが“おおらかさ”の極致なのだろう。

さすがである。

尊敬する大先輩。

いや、尊敬せざるを得ない。

次はきっと、

トイレで用を足すのにフタを閉めたままやってしまい、

後からこう言うに違いない。

「いや、フタは開けたと思ったんだよね……」

その発想力と自己肯定感。

もはや凡人には真似できない領域である。

   

 - 日記