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ピチピチチャプチャプ

「ピチピチチャプチャプ」と聞くと、多くの人は「雨、雨、ふれふれ…」という童謡を思い浮かべるだろう。

しかし、今回の「ピチピチチャプチャプ」は、そんな可愛らしい話ではない。

先日、休日を満喫しようと温泉施設へ行き、サウナを楽しんでいた。

サウナと水風呂を何度か往復し、「今日は整うなぁ」なんて思っていたその時、一人のおじさんが入ってきた。

第一印象は、「ちょっと癖がありそうな人だな」。

まあ、それだけなら何も問題はない。

サウナでは汗を腕や胸、顔から軽く払ったり、拭ったりする人は珍しくない。私もそれくらいは気にならない。

ところが、そのおじさんはレベルが違った。

汗が出始めると、顔、腕、胸、首…。

汗がにじむ場所という場所を、ずーっとこすり続けている。

しかも、その音がすごい。

「ピチ…ピチ…チャプ…チャプ…」

いや、そんな生やさしいものじゃない。

ジャブジャブジャブジャブジャブ…。

サウナ室にいる間、終始こすりっぱなし。

「そんなにこすったら皮膚なくなるぞ…。」

そう思ってしまうくらいの勢いだった。

見ているこちらまで落ち着かず、なんとも言えない気分になってしまったので、私はサウナを出て水風呂へ。

外気浴で気分を整え、「さて、露天風呂に入ろう」と向かった。

ところが…。

また、いた。

しかも今度は、

ボリボリボリボリボリボリ……。

ものすごい勢いで背中をかきむしっている。

たまたま私はそのすぐ後ろで外気浴をしていたので、嫌でも目に入る。

見ていると、背中はもうかきすぎて血がにじんでいる。

さすがにこれは勘弁してほしい…。

正直、気持ち悪くなってしまい、せっかく整いかけていた気分も一気に吹き飛んだ。

もちろん、かゆいものは仕方ない。

でも、公共の入浴施設だからこそ、周りへの配慮や最低限のマナーは大切だと思う。

温泉やサウナは、日頃の疲れを癒やし、心も体もリセットする場所。

だからこそ、自分だけではなく、周りの人も気持ちよく過ごせる空間であってほしい。

ちなみに、あの日以来、「ピチピチチャプチャプ」という言葉を聞いても、童謡ではなく、あのおじさんしか思い浮かばなくなってしまった。

ある意味、一生忘れられない休日になった。

   

 - 日記