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感動

今年も夏合宿が無事に終わった。
合宿には、子供たちには苦痛で仕方ない、作文の時間がある。
いつものように、全員の分の作文を読み終えた。
もしかしたら見落としたかもしれないが、唯一緑帯の中学生の子が書いた、こんな作文が印象に残った。
「今回の合宿も行うことができたのは、先生や先輩方そして保護者のおかげです。合宿に行ける事は当たり前じゃない、参加させてもらえることに感謝」
といったことを書いている子がいた。
合宿の作文とは言え、書き出しで、合宿の場を用意した先生や先輩、参加費を出してくれて送迎してくれる保護者への感謝の気持ちが伝わってきた。
支部名も名前も出さないが、こう言う謙虚な気持ちが持てる子こそ、素直に早く黒帯にしてあげたいと思う。
他に印象に残ったのは、自分の立ち位置について書いている子が数名いた。
班長の役割について、副班長の役割、今つけている帯の役割や考え、その気持ち。
話をよく聞き考え、そしてまた自分の立ち位置に照らし合わせ、また考える。
こんなに素晴らしい考えができる子達がいることに感動した。
自分の立場じゃ何の権限もないし、何の決定権もないけど、もし自分がトップの立場なら、こういうところから評価につなげて特別昇級や特別昇段なんてさせると思う。
小学校の高学年や中学生で、これだけの考えをまとめて作文にかけるのだから、そう評価出来るのは当然だ。
こんな素晴らしい作文を書く子たちに何もしてあげられない、自分の無力さにただただ悔しい思いをした。

   

 - 空手