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不愉快

稽古の帰り道、小腹が空いて何か食べたくなり、飲食店に入った。
そもそも、夜寝る前だし、食べようかどうか迷いつつ、やっているお店も少ししかなかったため、仕方なく入ったと言う方が正しいかもしれない。
お店の入り口には、ボロボロのヤンキー車が止まっていて、その近くにある初心者マークの車を囲むようにして、若者たちがはしゃいでいるのも目障りだ。
唯一救われたのは、入り口でぞろぞろと出てきた若者達の1人が、ドアを開けてどうぞと言ってくれた。
ガチャガチャした若者たちの中に、好青年が1人いたおかげで、なんとなく救われた気がした。
僕もありがとうと、素直にお礼をした。
問題はその後だ。
定食を頼み、スマホを見ながら待っていると、背後から不穏な会話が聞こえてくる。
よく聞き耳を立てていると、どうやら料理が運ばれてきた器が汚れていたのか、異物が混入していたのか、そんなような会話に聞こえた。
アルバイトの若い女の子が、一生懸命「大変申し訳ございませんでした、おっしゃる通りです、はい、気をつけます、申し訳ございません」と謝罪している。
その席の女性の1人が、もう気をつけてねと話終わらせようとしていた。
するとちょっとクセのある喋り方をする変な男が「いや、俺はやっぱり許せねん。俺がダメなんだわ」と言い、店長出せと騒ぎいる。
結果的に、アルバイトの子が上の人に電話をつないで、その男に電話を代わって話をしていた。
まぁその電話も、外に出て話しているからまだ良いのだが。
それまでの会話は全て店の中に聞こえるような大きな声で話をしている。
とても不愉快だ。
そしよくよく見てみるも、家族4人で、おばあちゃんと旦那と嫁と子供だろうか。
子供と言っても低学年位の子供だ。
嫁が話を終わらせようとしているのに旦那が蒸し返している。
それを笑いながら、おばあちゃんと嫁は話している。
また、子供も一緒になって口をだす。
僕が1日の終わりを迎えようとして疲れているときに、夜飯ぐらい静かに食わしてほしいと思った。
少し前に別な飲食店で、食べ物の器の横から異物が出てきたことがあった。
でも、僕は帰り際に店員さんにこんなことがあったから気をつけろよ、と注意だけして出てきた。
それが正しいのかどうなのかもわからない。
ただ、他の客に聞こえるように大きな声を出して、これはどうなってんだとワーワー騒ぐような輩のような事はしたくない。
極端に器が汚れているとか、料理に異物が混入しているとか、ひどいものは交換してもらえばいいと思うし、大きな声を出してワーワーやることではないと僕は思う。
それよりも、周りに迷惑をかけていると言うことを気がつかない大人と、それを笑って見ている大人と、その姿を見ている子供が同じ空間にいて、こんなクレームをつけてやったぞと言わんばかりに、ドヤっているのは、おかしいと思った。
もしかすると、それが世間の常識で、そういうふうにしようとしない僕が非常識なのかもしれない。
何が正解はわからないけど、聞いていて不愉快だと思ったから、ブログに書くことにした。

   

 - 日記