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アルバイト

先日、中学生時代に新聞配達をしていた記事を書いた。
そんな時、ふと思い出したことがあった。
中学3年の時。
当時はステレオをコンポと呼び、チューナーとかカセットとかそれぞれが分離するような形がかっこよくて、それがとても欲しかった。
夏休みに、友達が年齢をごまかして建築作業員、いわゆる土方のアルバイトをするというのが決まっていたから、一緒にやってお金を貯めてコンポを買おうと思っていた。
その日給は、6000円とか8000円とか、中学生の頃にしてみれば、破格の金額だ。
そうこうしているうちに、札幌の本部道場に稽古に行くことになった。
稽古に行くと、小学生の頃から教わっている職員の先輩たちが、夏休みは何をする予定だと言う会話になった。
嘘をつけない、正直な性格な自分は、歳をごまかして土方のアルバイトをして、コンポが欲しいと言う会話をしたと思う。
しかし、優しい先輩たちからご指導を受け、反対された。
一番優しくもあり、厳しくもあった先輩に、「いい加減にしろよ」という言葉で、あっけなく予定は崩れた。
とは言っても優しい先輩たち。
当時の師範が口をきいてくれたのか、先輩たちが口をきいてくれたのか、はっきりと覚えてはいないが、大先輩の加藤先輩の解体屋さんで、夏休みいっぱい職員の若い人たちと一緒に、アルバイトをさせてもらえる事になった。
朝、指定された時間に本部道場に行き、H谷川さん(はっせー)やM田くん(まえくん)と一緒に現場に行って仕事をする。
夕方になると帰ってきて、そのまま稽古すると言うのが、中学3年生の時の夏休みの出来事だ。
解体屋さんのアルバイトから帰ってきて、そのまま道着を着るのが、汗と泥のおかげで、ギトギトのベトベトべ状態なので、そのまま道着は着たくなかったけど、仕事終わりにすぐ稽古出来るのは良かった。
今思い出すとここまで極真北海道の先輩たちに面倒みてもらったのは、自分位じゃないのかなあと思う。
その当時から未だに可愛がってもらっているK先輩は、お前に呼ばれなければ、大会も行事も行かねえよ、と言っては、行事に来てくれる。
やっぱりいまだに可愛がってもらってるんだなと思えるのが嬉しい。

   

 - 日記