怪我
数日前に大会があり、千歳市まで行ってきました。
大会が無事に終わり、協力してくれた先生方と一緒に車で本部まで戻りました。
いつも運転してくださるのは赤石先生で、この日も赤石先生の運転で本部まで帰ってきました。
みんな車から降り、赤石先生も帰られました。
道場には明かりがついており、壮年部の稽古が行われていました。
自分も車に乗って帰ろうとしたとき、道場の正面の扉が少し開いていることに気がつきました。
「掃除の途中で出したゴミを外に吐き出したのか、または空気の入れ替えをしているのか」
と思いながら、ちょっとしたいたずら心が働いて、そっとドアのほうに歩いていきました。
扉に隠れて驚かせようとしたのですが、こちらの気持ちを知らない亮介先生が、反対側の扉から顔を出しました。
そのとき、中から聞こえてきた声が、稽古中の気合いとは違うトーンであることに気がつきました。
驚かせるのはやめて扉の中を覗き込むと、そこにはベテランの指導員が倒れていました。
話を聞くと、どうやらアキレス腱を切ってしまったとのこと。
近所の整形外科に連絡を取り、これから送ってもらう予定だと言っていましたが、自分で受付をするとなると待たされる可能性が高いため、すぐに救急車を手配しました。
実は、自分が本部で救急車を呼ぶのは何度か経験があり、119番に連絡して要点をまとめて伝えるのもスムーズにできました。
昨日、本人から連絡があり、正確にはアキレス腱の少し上の筋が切れたとのことで、今日は手術を受けることになっているそうです。
今頃、手術中かもしれません。
この時期は気温が下がり、思った以上に体が温まっていないため、怪我が増えがちです。
稽古前にはみんなで笑顔で会話をする光景をよく見かけますが、昔は準備体操やストレッチをしてから整列して先生を待っていたものです。
今も昔も変わらないのは、子供たちが稽古が始まる前に鬼ごっこをしたり、走り回っていることです。
道場に入ったら、おしゃべりをするのではなく、稽古の合間にはできないストレッチや砂袋を蹴る練習などに時間を使ってほしいと思います。