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太鼓の音と榊の水 — 時代が変わっても大切にしたいこと

久しぶりのブログ更新になります。

うちの本部道場には、昔から太鼓が置いてあります。
時代の流れとともに大会の進行も簡略化が進み、最近では開会・閉会の太鼓や、メインコートでの試合開始・終了を告げる太鼓の音を聞く機会も少なくなりました。

自分が少年部の頃、本部に通い始めた時からずっと、指導員の先輩方が稽古の始まりと終わりに太鼓を叩いてくれていました。しかし、最近の本部道場では、その太鼓の音がすっかり響かなくなってしまっています。

「自分がかつて経験してきた大切な文化や雰囲気を、少しでも今の子供たちに触れさせてあげたい」

そんな思いから、自分が担当している少年部の稽古では、子供たちに交代で太鼓を叩かせるようにしています。

稽古の際、もうひとつ必ず行っていることがあります。
自分が本部で指導に立つのは週に2回ですが、その際には稽古に来ている生徒たちに、神前のお水と榊のお水を必ず交換させています。

今から30年前、若かりし頃に極真北海道本部職員を務めていた時代、S先輩が朝の掃除の際に毎日欠かさず神棚と榊の水を取り替えていました。
不思議なもので、毎日きちんとお手入れをして水を交換していると、榊は新しく買い替えなくてもいつまでも元気に育ち続けるのです。

話は逸れますが、前職時代、営業所長を務めていた頃も、毎日神棚と榊の水を交換していました。その時はなんと3ヶ月以上も枯れずに育ち続け、いつまでも葉が青々と茂っていたこともありました。
現在は週2回ほどの水交換なのでそこまで劇的な変化はありませんが、それでも通常の「半月に1回」という交換ペースよりはるかに長持ちしています。

……ここからは少し、皮肉混じりの独り言です。

うちの黒帯たちに「太鼓を叩け」と言っても、正しく叩く回数すら分からず、叩けない者が何人もいるかもしれません。その叩く回数や、太鼓を打ち鳴らす意味すら理解していない人もいるでしょう。

形としてはただの儀式に見えるかもしれません。
しかし、その本当の意味を知り、決められた回数を心を込めて叩けるようになった子供たちを、私は高く評価してあげたいと思っています。

   

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