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お巡りさんご苦労様です

ドラマを見ていて、なんか昔こういう場面を見たなと思い出した。
20代の終わり頃、前職時代に、札幌市内のある区域の営業責任者として係長職を務めていたときのこと。
運送業だったため、日々免許証に傷がつくような事故や違反にはとても厳しい会社があったので、それを常々社員たちに口うるさく言っていた。
ある日曜日の夜。
休日遊び歩き疲れ、夜には家でくつろいでいた。
突然知らない番号から電話が鳴り、電話に出てみると、1番近くの交番からの電話だった。
「お宅の社員が今ここにいるのだが、話が先に進まないからちょっと来て欲しい」
と言う内容だった。
交番で話を聞くと、一時停止を止まった、止まってないの押し問答で、キップにサイン出来る出来ないと話し合いが行われていた。
ちなみに、自分も一時停止わ止まった、止まらないと言う理由で止められたことがあるが、根気よく話をして理解をして頂き、キップを切られることを逃れたことがありました。
しかしその子は根気よく話することができず、だんだん追い詰められ、
「会社にばれたらクビになる」
「上司にヤキ入る」
「キップ切られるなら死んだ方がマシだ」
など、絶対止まったからキップを切られるわけにいかないからサインはできないと、破茶滅茶な事を言い出していた。
何とか会社や上司である自分にバレないように、見逃してもらおうと言うのが必死だったようだ。
交番でお巡りさんからそのような話を説明を受けた。
その社員のは、ライオンに睨まれた産まれたばかりのバンビのような怯えたような目をして、自分に対し、どうしたらいいのかと目で訴えてくる。
もうここまできたらどうにもこうにもならないので、その目の訴えに
「もういい、そこまで無理するな」
と思い黙って頷いてあげた。
そして、その社員は、潔く認めサインをしした。
ますとすんなりと話が終わった。
そのやりとりを見ていたお巡りさんが、
「よく喋る目だね。我々がこれだけ言っても首を縦に振らなかったのに、上司には、すんなり従うのはある意味素晴らしい」
と、お褒めの言葉を頂いた。
こんなのはまだ良い方かもしれないし、もっと面倒くさい人はいっぱいいるかもしれないがけど、そんな人を相手にするお巡りさん、毎日ご苦労様です。

   

 - 日記