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鬼はそと福はうち

チェーン展開しているお店より少し値段は張るけれど、味は抜群。
店に入った瞬間、落ち着いた雰囲気と穏やかな客層がとても印象的だった。
限定に弱い自分は、迷わず「一日限定20食」のメニューをオーダー。
熱すぎず、ちょうど良い温度で提供されたカレーうどんを、麺・具材・スープすべてぺろりと完食。


さて、隣の席には、少し興味深い話が聞こえてきた。
香水の香りが少し強めの20代後半と思しき女性と、大学生風の若い男性が座っていた。
席が近かったこともあり、ふたりの会話が自然と耳に入ってくる。
話を聞く限り、その女性は会社を経営しているか、少なくとも役員クラスの立場のようだった。
一方、男性は、活発な大学生といった印象。
女性が話していた内容はここでは詳しく書かない。というのも、それは「有料級」の、非常に価値のある話だったからだ。
ただ、ふと考えた。
この話を、もし自分の道場にいる中高生たちや、身近な若者に伝えたとして、果たしてどれだけ響くだろうか、と。
彼女の話を聞きながら、自分はこう思った「もし自分が若い頃に、こうした考え方を持てていたら、人生はまったく違う方向に進んでいたかもしれない」と。
その話題の内容が必要な年代を過ぎてしまった今だからこそ、耳の痛い、でもあらためての気づきだった。

   

 - 食事